2005年11月01日

「死刑執行のサインせぬ」と発言、すぐに撤回 杉浦法相

大丈夫か、この人。就任早々、職務執行を拒否したかと思ったら、アッという間に撤回。何かダメすぎる気が。曽我さんと家族を北京で会わせようとしたのもこの人だしなぁ。


http://www.asahi.com/national/update/1031/TKY200510310288.html
朝日新聞(05.11.01)
 
「死刑執行のサインせぬ」と発言、すぐに撤回 杉浦法相

2005年11月01日02時12分

 杉浦正健法相は31日、就任後の記者会見で、死刑執行について「(命令書には)サインしない」と表明した。しかし、その約1時間後、「発言は個人としての心情を吐露したもので、法相の職務の執行について述べたものではない」と、発言を事実上撤回するコメントを発表した。法務省側は「サインをしたくないという趣旨だった」と説明。明確にNOを宣言した直後の「変心」に、関係者は振り回された。

 法相は会見で「哲学、宗教、生命に対する考え方はいろいろある」と述べたうえで、トルコが04年に欧州連合(EU)加盟にむけて死刑制度を廃止したことなどに触れながら、「文明論的に言えば、方向としては長いスパンをとれば(死刑制度は)廃止の方向に向かうと思う」と述べた。その理由として「私の心の問題。宗教観や哲学の問題だ」と語った。

 杉浦法相は弁護士出身。

 数々の死刑事件の弁護を担ってきた安田好弘弁護士は、杉浦氏の会見内容を聞いて「大変重い発言だ。死刑廃止が広まっている国際的な状況や、これからは人道主義が社会の基幹になるべきだという観点より、心から歓迎したい」と語った。

 一方、地下鉄サリン事件の遺族、高橋シズヱさんは「大臣の考えには遺族の一人として納得できない」と憤った。

 松本サリン事件の被害者、河野義行さんは死刑そのものには反対の立場だが、法相発言には違和感を感じた。「『自分はサインしない。後任の大臣はどうぞ』というのは法相としての職務放棄にも聞こえる。そこまで言うなら、法律を変えて死刑を廃止するべきだ」と指摘した。

 ところが、会見の約1時間後の1日未明になって法相は、「発言は個人としての心情を吐露したもので、法の番人としての法務大臣の職務の執行について述べたものではなく、その点について誤解を与えたとすれば遺憾ですので訂正いたします」とするコメントを発表した。

 死刑廃止議員連盟の保坂展人衆院議員は「法務省が不意をつかれてばたばたしたのだろう。発言を撤回したとしても、死刑に関する調査会を設置する法案の議員立法には追い風になる」と話した。

 死刑執行をめぐっては、90年から約1年間、海部内閣の法相だった左藤恵氏が、浄土真宗の住職という立場から、署名を拒否した。その後に就任した後藤田正晴氏が「法相が個人的な思想・心情・宗教観でやらないなら、はじめから大臣に就任することが間違いだと思う」と批判したことがある。

 確定囚は10月28日現在で77人。最近は年間で数人のの死刑が執行されている。

■参考記事

http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/nkorea/news/0531-2185.html
共同(04.05.31)
 
「北京」めぐり食い違い 中山参与と杉浦官房副長官

 北朝鮮による拉致被害者、曽我ひとみさん(45)が希望する家族との再会場所をめぐり、政府当局の発言に食い違いが表面化した。「北京は北朝鮮に近すぎて怖い」と曽我さんの意向を紹介した中山恭子内閣官房参与の発言を、杉浦正健官房副長官が「真意とは違う」と否定。曽我さんがあらためて「できれば北京以外で」とコメントする事態になった。
 中山参与は二十六日、広島県尾道市で講演し、曽我さんが(1)北京は北朝鮮に近すぎて怖い(2)英語圏が望ましい(3)北朝鮮から直接電話やファクスが入る場所は困る―などの考えを持っていることを紹介した。
 これに対し、三十日に中山参与と一緒に曽我さんを訪問し、希望を確認した杉浦副長官は「(中山参与の講演は)曽我さんの真意とは違うみたいだ。片言隻句が間違って伝わって苦しんでいらっしゃるようだ」と報道陣に述べた。
 さらに「曽我さんの意向は十分に聞いた。信頼関係がしっかりできたと思う」と強調した。
 ところが、曽我さんは三十一日、突然コメントを発表。「できれば北京以外で再会したいと思います。中山参与には私の真意を伝えてあります」と、杉浦副長官の発言を否定する形になった。
(了) 05/31


banner_04.gifいつも読んで下さってありがとう。
posted by ビーてん at 05:51| Comment(0) | TrackBack(1) | 国内ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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死刑執行のサインを拒否する法相は即刻辞任すべきである
Excerpt: 自民党に下記抗議メールを送りました。 杉浦正健氏は、法相として「死刑のサインをしない」と発言し、それを1時間で 実質上撤回された由。はっきり言って、「死刑執行のサインをします」と明確に 前言..
Weblog: 松尾光太郎 de 海馬之玄関BLOG
Tracked: 2005-11-01 10:20
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